スポーツ選手・愛好者のパフォーマンスを 最大限に引き出す理学療法士を目指して。

佐藤 真樹さん
公益財団法人スポーツ医・科学研究所
佐藤 真樹さん
スポーツリハビリテーション科 理学療法士
愛知県生まれ。2013年3月、日本福祉大学健康科学部リハビリテーション学科理学療法学専攻卒業。2008年4月に開設された健康科学部リハビリテーション学科の第2期生にあたる。卒業後は、スポーツ外傷・障害の診断、手術、リハビリテーションによる復帰までの一貫治療を行う公益財団法人スポーツ医・科学研究所の理学療法士として、幅広い層のスポーツ選手・愛好者のスポーツ外傷予防や治療、研究活動などに取り組む。

日本福祉大学へ入学を決めた理由を教えてください。

 高校時代は野球の強豪校でピッチャーをしていました。高校3年生の時に肩をケガしてしまい、治療で理学療法士にお世話になったことが、理学療法士を志す動機となり、日本福祉大学へ入学するきっかけにもなりました。患者となる選手の思いを汲み取りながら、復帰に向けた治療・サポートにあたる理学療法士の働く姿がとても魅力的だったからです。実際に、エクササイズ指導やプランニングを具体的に提示してもらい、継続的なリハビリテーションを行ったことでピッチャーとして再びマウンドに立つことができました。理学療法の凄さを知ったこの実体験が、今の私に繋がっていると思います。大学への進学にあたっては野球部監督とも相談を重ね、得意の野球で進学するのではなく、理学療法士を目ざした進学を決意。スポーツ分野の理学療法を学べる大学を探していたところ、日本福祉大学であれば「スポーツ理学療法」が学べると知り入学を決めました。

どのような経緯で公益財団法人スポーツ医・科学研究所の理学療法士になられたのでしょうか

 在学中は、小林寛和教授の研究室で「投球動作」について研究をしていました。理学療法士の活躍分野は医療、福祉、スポーツなど幅広く多様ですから、実習先での経験や学習を進めていく中で、当初考えていたのとは異なるフィールドに進む人も少なくありません。私の場合は、一貫して高校時代に興味を持ったスポーツ理学療法分野への就業を目ざしていました。

仕事内容について教えてください。

 在学中は、小林寛和教授の研究室で「投球動作」について研究をしていました。理学療法士の活躍分野は医療、福祉、スポーツなど幅広く多様ですから、実習先での経験や学習を進めていく中で、当初考えていたのとは異なるフィールドに進む人も少なくありません。私の場合は、一貫して高校時代に興味を持ったスポーツ理学療法分野への就業を目ざしていました。

学生時代の学びは仕事に活かされていますか。

 大学で習得した研究方法や研究の進め方は、仕事で大いに活かされていると思います。特に、卒業研究「投球動作」で行った動作と身体機能の関連付けは、理学療法士として治療に当たる際の重要な判断材料になっています。また、大学でともに学んだ仲間たちとの横のつながりも仕事に活かされています。理学療法士には継続的な勉強が必要不可欠です。そのため、共に学んだ仲間たちとは卒業後も集まってお互いの専門分野に関する治療や経験について情報交換を行っています。日常の仕事においても知らないことがあれば文献にあたり、医師や先輩に相談してアドバイスをもらうなど全てが勉強の連続です。大変ではありますが、その経験や知識は必ず次の治療で役立つものとなるので疎かにすることはできません。

2015年4月に東海キャンパスに看護学部が開設。 2017年には美浜キャンパスにスポーツ科学部が新設予定です。 日本福祉大学に期待していることはありますか。取材2015年

 看護学部ができたことで、在学中にチーム医療を体験できる良い環境が整ったと思います。実習先で初めて看護師と接するよりは、看護学部の学生と普段からやり取りする機会があれば、実習もこれまでとは違ったものになるはずです。医療・福祉の現場では、さまざまな職種の人たちとチームを組む機会が多くあります。一概には言えませんが、職種によって人間性や考え方などにある程度の傾向があります。看護師の学びのバックボーンを知っていれば、相手の立場を理解して仕事もスムーズに進めることができるはずです。ここ数年、新入生セミナーで簡単な講義をさせていただいていますが、積極的に質問をする熱心な学生が多く見られますので、後輩たちの今後の活躍に期待しています。また、地域に根ざした活動を大学が積極的にされていらっしゃるので、今後同じスポーツ分野で連携した取り組みの可能性もあるのではないでしょうか。

最後に同窓生へ向けてメッセージをお願いします。

 最近ではレクリエーションや健康づくりの一環としてスポーツをされる人が増えてきました。それに伴い、スポーツ中のケガにより受診に来られる人も増えています。中には痛みを感じていながらも、我慢してスポーツを続けてしまう人も少なくありません。同窓生の皆さんには、楽しくスポーツに取り組んでもらい、仕事でも最高のパフォーマンスを発揮していただくためにも、ケガなどで痛みを感じたらできるだけ早く近くの医療機関を受診して自身の身体の状態をチェックしてもらいたいと思います。

お知らせコーナー

公益財団法人スポーツ医・科学研究所
公益財団法人スポーツ医・科学研究所では、スポーツについて医学的及び科学的見地から研究を行うためスポーツによる負傷、疾病等に対し診療を行うとともに、これらの成果を研修、広報を通じて広く普及し、もって健全なスポーツの振興及び国民の健康と体力増進に寄与する事を目的とした取り組みを行っています。今年度はジュニアを対象としたスポーツクリニックや、市民ランナーを対象としたランナーズセミナーも開催予定です。詳細については開催が決まり次第、ホームページに掲載していきますのでご確認ください。
(2015年発行 日本福祉大学同窓会会報115号より転載)